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あしたの後悔日記

明日読んだら後悔しそうなことを書き残し、まいにち後悔します

今村復興大臣の辞任について思うこと

命を天秤にかけるとき、すでに私たちは誰かを冒涜している。

digital.asahi.com

昨夜の更迭劇には日本中がわっと驚いたと思います。私もびっくりしました。

「なんてことを言うやつだ!」

「閣僚をあれほどかばってきた総理がとうとう大臣をクビにした!」

いろんなびっくりが飛び交った一夜でした。

さっそく野党が任命責任とかなんとかいって息巻いています。それは別にいい。

その中で、わたしが気になったのは「この発言のどこが問題なのか」ということです。

規模で見れば、確かに首都圏に地震津波が直撃しなかったのは不幸中の幸いといえます。日本の政治と経済の中心地である東京に、東北と同じ程度の災害が訪れたら、国中が混乱するのは容易に想像できる。だから、今村大臣の発言は別に間違っているわけではないのです。ツイッターを見ると、「今村大臣ははやく謝罪して仕事に戻れ」といった意見も散見されました。たしかに過激な発言で、被災者の感情を逆撫でするものにちがいはありませんが、ある種の事実も含んでいる。

だからわたしはこの発言自体をやんや言うつもりはありません。世の中にはいろいろな考えを持つ人がいていいと思います。そしてさまざまな意見がやり取りされることで、よりよい考えが磨かれて生き残っていくのだと思っています。

しかし、問題はそれを政治家が言ってしまうこと。

「政治家にあるまじき発言だ」ではありません。むしろ「政治家のくせにまだそんなことを言うのか」という呆れです。

民主主義国家である日本において、政治家は選挙でえらばれなければいけません。言い換えれば国民感情を知り尽くして、いかに票を獲得するかを常に意識して行動しなければいけないのです。その自覚が足りない。まるで自分が名望家か何かだと勘違いしているのです。そこがこの発言の一番の問題点です。

この発言はひるがえって、私たちにも課題を突き付けています。

が、話が長くなるので今度にします。