なぎさの世の中教室

社会に興味のある中学生・高校生が対象。教科書の知識を活かしつつ、ニュースを読み解くためのヒントを伝えていきます。

はじめてのあいさつ

初めまして。なぎさです。そこそこ世間体のよい大学で経済学を学んでいます。

先日21歳の誕生日を迎え、何か新しいことを始めようと思ってブログを書くことにしました。実は筋トレでも柔道でも株式投資でも何でもよかったんですが、ブログを選んだ理由は3つ。

 

1.社会に対する知識と意見が固まってきたので、発信したい。

わたしは中学生のころから公民や倫理、政治・経済といった「世の中」にまつわる科目が大の得意でした。自分の知らないところで世界がどのように動いているのか興味があったためです。もちろん今も、新聞や本などで勉強を続けています。

そのなかで、徐々に社会というものに対して自分なりの意見を持ち始めるようになりました。もちろん中高生の頃から社会に対して不満や意見はありましたが、どちらかといえばだれかほかの人の主張をそのまんま飲み込んでいた感じ。けれど、大学に入って全国各地から来た学生・世界各国からきた人たち・若い起業家から定年したおじいちゃんまで幅広い世代の大人たちと交流し、話を聞き、意見を交わしていく中でたくさんの刺激を受けて、自分の頭で考えて改めて自分の意見を持つようになりました。それを考えるための知識もはるかに増えた。

そこで、中高生の頃の自分を振り返ったわけです。当時のわたしはかなり「右」に偏った見方をしていた。社会保障は税金の無駄だと思っていたし、同性愛カップルを承認する自治体も何がしたいのかよくわからなかった。でも、単に無知なだけだったのです。

そういう中学生ももしかしたら多いかもしれない。一面的なものの見方を変えて、ちがう視点・新しい視点を自分の中に取り込んでほしい。そういう思いがあります。

 

2.マスメディアとの接し方を伝えたい。

いま、メディアが過剰に批判を浴びています。メディアの仕事は、基本的には活版印刷技術が導入されて新聞を発行するようになった時代からほとんど変わっていません。取材対象から話を聞いて、事実をストーリーに手直しし、よりわかりやすい形で読者に届ける。そのなかで、たとえば権力の欺瞞を暴きだす「調査報道」とか、国民の実像を描き出す「世論調査」とか、発言力の強い人の発言が正しいかどうか見極める「ファクトチェック」といった方法が派生していったにすぎません。

しかし、いまはその仕事の根幹が激しい批判にさらされています。たとえば

①マスコミは偏向している

②事実だけを報道しろ

③取材されたひとの心情を理解しろ

どれもたしかに的を射た批判です。しかし、よいですか、あなたがこれら批判を浴びせたところで、マスコミは何にも変わりやしません。これらはメディアが構造的に抱えている欠陥だからです。昔からずーっとこうした批判にさらされてきています。

もちろんメディアなんかに頼らず、自分で情報を収集して生きていくという手もあるでしょう。しかしインターネットに流れている情報の正誤を、あなたは本当に判断できるでしょうか。普段は学校に通い、部活動に励み、家で宿題をして塾に通う生活の中で、あなたはいったいいつ、政府のウェブサイトを読み、日銀総裁の発表を分析し、政治家の公約がきちんと実行されているかどうかチェックするのでしょうか。

メディアは確かに変更することもあるし、事実と違うことを報じることもあるし、取材対象の心理を踏みにじる行為にでることもあります。しかし、わたしたちが実際の世の中で起きていることを読み解くには、彼らから提供された情報を材料としたほうがはるかに効率が良いのです。もちろん1つのメディアだけだと価値観に偏りが出てくるので、2紙を比較したり、周囲のひとたちと話し合ったり、当事者の意見を聞いたり、ブログを読んだりしてさらに考えを深めていく。

この能力のことをメディアリテラシーと呼びます。

いま中学生・高校生で、これから政治について、あるいは社会についてもっと勉強したいと思っているみなさんにはぜひこのメディアリテラシーを身に着けてほしいと思います。それと同時に、わたし自身もメディアリテラシーをいっそう鍛えて、先行きの見えない世の中で生き抜く技術を磨きたいと考えています。

 

3.アウトプットの場

これはわかりますね。教科書で学んだ知識を問題集で確認し、わかっていないところを教科書に戻って復習するのが受験勉強。同じことです。

このブログでは、主に中高生が興味を持ちそうで、しかもいままさに生じている社会問題(政治・経済・国際・教育・労働など)をわかりやすい言葉で読み解いていきます。できればそれに加えて、どういった政策や考え方が必要なのか、みなさんと話し合えたらいいなと思っています。

記事を書くにあたって、皆さんに嘘を教えるわけにはいきませんから、わたし自身もたくさん勉強しなければいけません。そして曖昧のまま済ませてきた知識をさらに深め、自分の教養を広げていけたらいいなと思っています。

 

いま、社会へ不満や不安を抱えている中学生・高校生はたくさんいるでしょう。政治家の無責任な発言や、他国との摩擦に一言モノ申したいけれど、そこまでの力はないからじれったさを覚えている人たちも多いことだと思います。

18歳と19歳にも選挙権が与えられて、社会を動かす力に興味を持つ人たちはますます増えています。わたしはそんなひとたちが社会を考えるうえで、すこしでも多くのヒントを伝えることができたらなと考えています。

わたしと一緒に、もういちど世の中を見つめてみましょう。